2017年6月24日土曜日

muk アルカスタイル パナソニック GH5専用 L型プレート

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にひょんなことからmukの「アルカスタイル パナソニック GH5専用 L型プレート」を買いました。

パナソニック DC-GH5 用のアルカスイス互換の雲台プレートですが、L型になっているところがポイントです。雲台を90度回してカメラの縦位置、横位置を変更するのではなく、L型プレートごとカメラを90度まわして雲台に付け直すことで変更できます。

雲台を90度回して縦位置にすると点図の高さが下がってしまいます。この落差は結構大きいです。また90度まわすとカメラの位置も横にずれますし縦にもずれます。このズレも時々三脚の位置から変えることになります。

このL型プレートを使っても高さは変わりますが割と少なくなります。左右については同じ位置に出来ます(プレートがレンズ中心にそろっているので)。

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説明書の類はありませんでした。六角レンチと小さなmukのステッカーが付いてきました。

プレートは専用なのでぴったりはまります。僅かにヘリが出ていてGH5の底部に軽くはまるようになっています。

底面に2つネジ穴が開いていますが、三脚ネジが入るようです。この撮影で雲台にネジ止めしてみました。

取り付けネジですが、六角レンチとマイナスドライバーで回すことができるようになっています。硬貨を使って回すことも出来ました。溝は平面に切られているのですが六角レンチの穴があるので中央がくぼんだ状態になります。また溝は割と深めです。ですので硬貨のような円形のものでもうまくはまるようです。

コイン・ドライバーを使って締めてみたところ少しドライバーの先端の食いつきがよくありませんでした。一方通常のマイナスドライバーではよく食いつきました。いずれにしてもネジがプレートの枠に近いのでドライバーの先端の幅が広いと枠にぶつかるので、調子よくくるくると回すことが出来ません。六角レンチを使うのがベストのようです。

六角レンチというのは私は家では多少使う場面がありますが、カメラを持った現場で締めたり緩めたりするのに六角レンチを必要としている機器を持っていない気がします。ネジというとカメラでは伝統的に三脚ネジに揃えるようなので三脚ネジ用に一本ドライバーを持っていてこれで足りています。

プレートをつけたままで電池交換からSDカードの出し入れ(SDカード側にはプレートがない)、ケーブルの抜き差しまで出来るので、家でしっかり装着していけば現場で脱着することはないはずです。

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GH5の左側に枠があるため、背面のバリアングル・モニターを開くと一部干渉します。

バリアングル・モニターを単純に左へ全開にしようとすると全開の少し手前で枠に当たります。そこでバリアングル・モニターを水平にしてから全開にすると枠の欠けた部分を通って前へ出るので全開出来ます。この場合バリアングル・モニターを回して画面を垂直にしようとすると垂直の少し手前で枠に当たります。またこの状態で画面を前面へ向けようとした場合は45度くらいで枠に当たってしまいます。

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左側の枠がきれいに左側の端子パネルをよけていて問題なくパネルの開閉が出来ます。上のヘッドフォン端子パネルが開けづらいかと思ったらそうでもありませんでした。

三脚ネジの締め方については梅本製作所の解説を参考にしました。

PB社 クロスハンドル スタービーマイナスドライバー138-6は 1.6 mm × 10 mm × 45 mm、M6 です。


脱線しますが…

梅本製作所のクイックシュー型の雲台はかつて愛用しました。(猫に小判のきらいはありましたが。)独特のロック機構が使いやすいです。

しかし……でかい。重い。

三脚でも一脚でも雲台が重くて、雲台を運んでいるような感じになります。しかもミラーレスカメラはボディーの前後の厚みが薄いためプレートが大きくはみ出します。ボディー底面が梅本雲台のウリである「剛性体」にかろうじて乗る状態。剛性体にちゃんとボディーが乗るように位置決めして取り付けるのに神経をすり減らすありさま。

無意識のうちに「雲台使うの嫌」となってきていました。と、言うことで今は梅本の雲台は棚に置かれています。

梅本製作所としては「究極の無振動雲台」にしか興味が無いのだろうと思います。

けれども………

梅本製作所さん、その開発力と技術力と製造力を活かして、ミラーレスカメラ用の雲台をぜひ開発してください。(素人として言わせていただければ「小さくしてくれればいいです」)

究極の雲台も必要でしょうが、同様に「ミラーレスカメラにとって十分な無振動雲台」も多くのカメラユーザー、それも今から育つ将来の大カメラマン達に貢献する製品だと思います。

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