2017年3月22日水曜日

LUMIX GH5 デビューイベント @名古屋

中島遥
モデル: 中島なかしまはるか

TKPガーデンシティ名古屋新幹線口の「LUMIX GH5 デビューイベント」(Internet Archive)へ行ってきました。

まだ発売前であるパナソニック DC-GH5を触ることは、東西のパナソニックセンターと横浜のCP+でできました。それに続いて、大阪と名古屋でイベントが行われました。そこでスケジュールと距離から名古屋のデビューイベントへ行ってみることにしました。

TKPガーデンシティ名古屋新幹線口は、名古屋駅の新幹線口のすぐ目の前でした。ここの8階の一部を借りてのイベントで、中会議室くらいのスペースを展示とセミナー(トークショー)にそれぞれ借りて行われました。セミナー講師は森脇章彦先生。他に、技術展示にはパナソニックのエンジニアの方々、タッチ & トライコーナーではパナソニックのマーケティングの方々などが来られていました。

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今回も発売前の製品であるGH5のデータは持ち帰り不可。ファームウエアのバージョンをみると1.0なので量産品相当だと思われますので、オリンパスみたいにデータの持ち帰りを可能にして欲しいと思います。発売前の販促イベントなのですからデータを持ち帰らせて家で確認させるほうが販売効果は上がると思うのですが。

私はGH5のために既にGX8などのLUMIXを中古店に出してしまったため、オリンパス OM-D E-M1 Mark IIを持って行きました。

レンズはパナソニック:

12-60mmは標準ズームとして使うために買ったものですが、買ったばかりなので暫くは積極的に使うためと、E-M1 II(ボディー)の能力をみるためにも敢えてこの組み合わせで使ってみることにしました。また、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは少々長くて、少々重いし、そんなにポートレートに向いているとも思えないので荷物を小さくするために12-60mmにしてみました。

GH5ではカスタムマルチのAFエリアが(おそらく他のオートフォーカスモードも)ジョイスティックで動かせます。これは連写中も動かせるそうで、森脇先生は「4K/6Kフォトでは『4K連写(S/S)』にして、連写中は人差し指を離して親指の動きが自由になるようにして、ジョイスティックでAFエリアを被写体に追従させて撮っている」とおっしゃっていました。

今までは動体の追尾性能はカメラ任せでしたが、AFエリアが連写中も手動で動かせるのならば、ゲーム世代はかなり器用にAFエリアを「追尾」させるのではないでしょうか?

ジョイスティックでAFエリアを動かすことは、メカシャッターでの連写でもできるのかどうか不明です。

中島遥
中島遥
中島遥
中島遥
中島遥
中島遥
E-M1 Mark II + Leica 12-60mm
中島遥
E-M1 Mark II + Leica NOCTICRON 42.5mm
モデル: 中島なかしまはるか

タッチ & トライのコーナーではモデルさんを撮影できました。レンズもいろいろありました。フラッシュもあり、XLRマイクロホンアダプター DMW-XR1もありました。

モデルは中島なかしまはるかさん。

カウンターからモデルさんまでが少し離れている感じで、NOCTICRONで撮った時はカウンターから手を伸ばして撮っています。

天井の蛍光灯と、ライティングとして置かれているLEDライトが混ざっているせいか少しWBがとりづらい感じで、E-M1 IIのAWBでやや青い感じでした。そこでNOCTICRONで撮った際にはWBを4400K辺りにしたので少々赤くなってしまいました。E-M1 IIの色温度だけを設定するWBだとぴったりの設定がないような感じがしました。GH5では色温度と同時にA、Gのバランスもいじれるので、それを少しいじってバランスを取りました。上述のようにデータの持ち帰りが出来ないので結果の精査は出来ません。

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空間認識AFのデモはCP+のものと同じ内容だと思います。

エンジニアの方がおられたので、いろいろ教えていただきました。

矢印の長さが、検出した速度。矢印の本数は、本数に意味はなく、矢印がある部分が動きを検知した場所を表しているので、大きなものだと本数が増えるわけです。

AFCについては特性をある程度設定できます(詳しくは「特長」の「AFカスタム設定」参照):

  • AF追従感度
  • AFエリア切換感度
  • 被写体の動き

これが、いろいろ説明を聞いたり質問したりしたのですが、いまいちよく分かりませんでした。

私は、古いアナログ・サーボ(の1次元方向の制御)の知識しかないので、サーボなのではないか?と思っていろいろ質問の仕方を変えてみたのですが、さっぱり噛み合わず、この3つのパラメーターが何を制御しているのかわかりませんでした。

当初、「追従感度」が深さ方向=ピント合わせのサーボ特性で、サーボ帯域を変えている(高域が伸びれば、速い変化にも着いて行く一方、雑音にもつられる。高域を落とすと速い変化に着いて行かないので、「惰性」が強い感じになる)のかと思いました。一方「エリア切換感度」は構図(画面)の上下左右の動きに対してAFエリアを追従させるサーボのサーボ帯域を変えているのか、と思いました。

ところが、最後の「被写体の動き」というパラメーターがでてきて、それの話を聞くと(というよりなかなか説明が難しいもののようでした)、結局3つのパラメーターが何を制御しているのかさっぱりわからなくなりました。

この3つのパラメーターの解説はマニュアルで詳解するか、メディアに解説記事を書かせるかして欲しいと思います。さらに言うと本当にこの3つのパラメーターを制御する形のUIが、UIとして妥当なのかも検討していただきたいと思います。4Kフォトがでてきた時「連写と違う」という設定項目になっていたことで「ただの動画撮影に、フレーム切り出しを付け加えただけじゃないか」と思われてしまい、その後の機種で「ドライブモード」メニューに入れるという、UIの変更をしています。

得てして、UIに「実現に要した技術の内部構造」を見せてしまいがちです。それならいっそはっきりと「どこの歯車をいじってるから、タイヤはこう回るんだな」と中身が見えるようにしたほうがよいでしょう。マニュアル・トランスミッションのように。

本当はしかし、新技術というのは「やりたかったこと」を実現するために投入されたものです。ですからUIは「やりたかったこと(遊びたかった内容)」を「やりたいように(やりたかったことに沿って)制御する」ことを見せることが本筋だと思います。ギアチェンジを巧みにしたかったのではなく、どんな速度でも、そしてどんな速度へも、滑らかに走りたかったのではないでしょうか。ギア比の切り替えは運転者がやりたいことではなく、「エンジンの都合」でしかないのではないでしょうか。

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「縦・横位置フォーカス切替」が新設されていました。

これは、カメラの構えが縦位置と横位置のそれぞれでAFエリアの場所を別に覚える(設定できる)と言うものです。

上掲写真では、横位置でのAFエリアが左のやや下よりにあります。今までのLUMIXですと、縦位置にするとそのままAFエリアも移動するので、画面に写っている黒いテーブルの下、背景の白い板の辺りに来るはずです。

しかし、私が「縦・横位置フォーカス切替」をオンにして、縦位置では別の位置にAFエリアをセットしたので、AFエリアが左やや下に出ています。この結果、縦でも横でも「画面左から1/3辺り、上下中央より少し下」にAFエリアが来るようにできました。

素人の私にはプロやハイアマの方がこの機能がどんな時に必要なのかはわかっていません。私が使うなら上述のように、縦でも横でも画面の中の同じような位置にAFエリアが来る=主被写体を置ける、という目的に使うことをまず思い浮かべます。

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今回は行きはJR東海バス & JRバス関東 & JRバステックの「東名ハイウェイバス」で行きました。これは昼間に走る、昼行便です。これの「新東名スーパーライナー1号」が、出発は始発から3番目なのに、名古屋駅到着は一番早いのでした。新幹線よりもかなり安いことで、行きはこれにしてみました。帰りは翌日の都合で新幹線でその日のうちに帰るようにしました。

東京駅八重洲口高速バスターミナルで、乗車して席についたところで急に「今日は三連休の初日のため通常の二倍の車の出のため、60分〜90分以上(原文ママ)遅れます。」とアナウンスされました。「お急ぎの方は新幹線などをご利用ください」とまで言われたのですが、シートベルトも締め、コートも脱ぎ荷物も棚に載せ、出発時刻ちょうどくらい。キャンセル扱いか?払い戻しか?…とか考えている余裕もないところで、誰も新幹線へ降りる人などいませんでした。

まず首都高で大橋の合流地点からの渋滞。次に海老名JCT辺りを先頭にして伸びている渋滞(しかもこの時はこの渋滞の中に事故も起きていたようです)。さらに「今は渋滞していませんが、(アウトレットがある)御殿場ICを先頭にした渋滞も今後発生する可能性があります」と言われて、ビビりまくりました。

通常は足柄SAで休憩なのですが、そこへの到着が遅くなることなどから手前の鮎沢PAで休憩。その後の遠州森町PAの休憩は予定通り。結果的には55分遅れで渋滞を抜け、名古屋方面では渋滞も起きず約50分遅れの午後1時10分ごろ名古屋到着しました。

土日は、東名が渋滞するというのは当たり前と言えば当たり前でしたので土日に東名の昼行便を使う方は1時間〜2時間の遅れは計画に入れておいたほうがいいと思います。以前も沼津へ行くのに1時間遅れたことがあった気がしてきました。

しかし、バス会社の方では既に道路状況を知っているわけで、乗るまで言わないというのもなあ…と思いました。電光掲示やスピーカーはあるので「渋滞してるので遅れますよ。困るなら新幹線に乗ってください」と言って欲しかったです。(それでも、新幹線に乗ったかどうかわかりませんが…バスの券、払い戻しできるのかな?)

表記上は、なんの装備もないもっともベーシックな車体となっていたのですが、乗ってみたところ全席にUSB電源が付いていました。通路側は写真のようにシートの脇。窓側は側面の壁に付いていました。これを使って、iPhoneとiPadを充電しつつネットを見たり、音楽を聴いたりして、なおかつ満充電を維持することができました。

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