2014年11月15日土曜日

SIGMA dp Quattro/EIZO ColorEdge/CANSONペーパー体感イベント @EIZOガレリア銀座

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JPEG撮って出し

11月8日(土)にEIZOガレリア銀座で、シグマの「SIGMA dp Quattro/EIZO ColorEdge/CANSONペーパー体感イベント」に参加しました:

■ 第1部 10:00〜14:00
SIGMA dp Quattroシリーズの実機体験、専用RAW現像ソフトSIGMA Photo Proを 使った現像、EIZO ColorEdgeを使ったモニターカラーマッチング、CANSON ペーパーを使ったプリントまでの体験と、協賛企業スタッフが日頃の疑問や ご相談にお応えします。
■ 第2部 14:30〜17:00
□ SIGMA Photo Pro 現像講座(申込み制)
写真家の高村 達氏による、作品づくりの為のSIGMA Photo Pro現像講座を 開催致します。

dp Quattroが実写出来るということなので行ってみました。

SIGMA Photo Pro(SPP)を使っての現像講座は申し込まなかったのですが、当日シグマの方に空いているのでどうですか、と勧められたのでこれも参加しました。

dp1 Quattrodp2 Quattroのどちらも借りられましたが、私はdp2にしました。

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当日は時々雨がぱらつく天気でした。貸し出し時間ギリギリの13時に滑りこみました。雨のせいであまり人が来ていなかったようですんなり貸出。

銀座のはずれで、撮りたいものもないのですが、テストが目的なので、色とか解像度とか分かりそうなものを探しつつ裏通りを歩きました。

マリオンに来たのでビルを撮ってみました。

また、ちょうどそこに花壇があったので花を撮ってみました。雨の後で水滴がついていました。

dp2 Quattro自体にはマクロ機能はないのですが、ぎりぎり寄れるところまで寄って撮影。曇り、ファインダーがないという手ブレしやすい条件ですが割と打率高く撮れました。

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JPEG撮って出し
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RAW現像(初期値)

ビルを出てすぐそばのスペイン料理らしきレストランの外の花壇。葉の色が青いのはちょっと変な気がしますが、実際何色だったか記憶がありません。実の色は少し鮮やかな感じもしますが、こんな色だったはずなのでホワイトバランスが大きくずれているわけでもなさそうです。

JPEG撮って出しと、SPPでX3Fファイル(RAWファイル)の初期値そのままの現像とでそんなに差がありません。

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JPEG撮って出し
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RAW現像(初期値)
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RAW現像(調整後)

マリオンそばの小さな公園(だったか)の花壇の花。JPEG撮って出しとRAW現像で赤い花びらのコントラストが大きく違います。RAW現像が断然きれいです。

三枚目では、さらにSPPのFill Lightというパラメーターで背後の緑の葉を明るくして仕上げてみました。

これが、ほぼ最短撮影距離です。ファインダーも無いし、三脚もないのでAF+MFでは揺れてしまってピントが追い込めませんでした。なのでこれはAFに任せて撮っています。AFはそんなに速くはありませんが、迷うことはなかったので静物では撮りやすかったです。

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JPEG撮って出し
SDIM0018-raw
RAW現像(初期値)
SDIM0018-raw-custom
RAW現像(調整後)

こちらも、同じ公園の花壇。今度はJPEG撮って出しとRAW現像であまり差がありません。これも三枚目はSPPのFill Lightのパラメーターで背後の葉を明るくしてみました。

dp2は真剣に使うことになってみると、そんなにUIは悪くない。撮影後、SDへ書き終わるまでが少し遅く、撮影直後に再生ボタンを押すなどした時反応しないのが戸惑いますが、反応しない原因がわかっているのでまだどうにかなります。

独特の外形も持ちづらいことはなく、下手な前に出ているタイプのグリップよりもずっと持ちやすいです。

SPPは、とにかく遅いし、写真整理の機能はないです。写真取り込み機能がなく、HDD上のファイル(フォルダー)を開くだけなので写真整理自体はユーザーが自分でやる必要があります。

サムネイル画面と現像画面が別ウインドウなため、サムネイルが下に隠れてしまうので写真をランダムに探すのにいちいちウインドウを切り替えないといけないのが感触良くない。

SPPが遅いのは、処理が重いだけではなく、現像結果をキャッシュしないで操作がある度に現像を繰り返しているからのように思います。確かに処理が重たい部分もあるようで、他に起動していたアプリを止めただけで速くなりました。RAMを大量に使っているように思います。

こう重たいと、写真を選んで現像するのだけでも辛いのでバッチで全部TIFFに吐出してLightroomやPhotoshopで処理出来て楽になりそうに思います。

シグマの人も、現像講座の高村先生も、JPEGに書き出してからPhotoshopで開いて印刷していました。これはSPPに印刷のカラーマッチングの機能がないからのようです。また上述のように修正などは結局Photoshopでやらないと出来ないから(例えばSPPは傾きの微調整機能などがない)のようです。

相当現像好きで、時間がある人でないと大変そうです。dpはカメラの機能の半分がPC側に出ちゃっている機械という感じがしました。上掲の赤い花のように、当たり外れがあるというか「ハマるとすごい」カメラに感じました。

黄色の花を印刷した時に、高村先生がこられて「ちょっと試させて」とPhotoshopで「smart sharpを軽くかけた」という画を印刷されて、何もしないものと比較。するとsmart sharpをかけたほうが解像感が上がっている。 dp Quattroは印刷はSPPでsharpnessを少しかけるか、最後のPhotoshopでsmart sharpを少しかけるかしたほうが解像感が上がるとおっしゃっていました。これはMerrillの時はなかった性質だそうです(Quattroの方が解像度があるからだとか)。

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