2014年11月19日水曜日

パナソニック LUMIX DMC-LX100 撮ってみました(上)

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10月15日(土)にパナソニック LUMIX DMC-LX100で色々撮ってみました。

といいつつも奈良で「飛鳥・藤原遺跡見学会(PDF)」(魚拓)に参加しながらなので、写真撮影がメインではありませんでした。解散後、夕方になるまでは自由に撮りましたが意外と早く暗くなってきてシャッター速度が落ちてしまいました。

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2枚目で、花に蜘蛛の糸があるのに気づきませんでした。チルトモニター/EVFでないのは、意外とマクロは大変だと痛感しました。ここはカンで撮っていました。フィルム時代ならチルトしないのは当たり前でしたが。一眼レフも「レフ」にこだわるなら、チルトしないですし。

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これも2枚目は、風で竹が揺れていたりするなか、なるべく風が止んでいるところを狙いましたが、夕方になってシャッター速度がかなり落ちたので被写体ブレが残っているかもしれません。

最近はコンデジは使っていなかったこと、高級コンデジも初なのでトンチンカンなところがあるかもしれませんが:

  • 箱を開けた時の第一印象として、箱のつくりや取説のデザイン、レイアウトが、今までのLUMIXマイクロフォーサーズ機と比べても少し洗練されている。ちょっとした差だけど確実に洗練されている
  • LX100はLUMIXのマイクロフォーサーズ機と基本的に同じ操作性なのでやりやすい。LX100はクルクルダイヤル方式だがマイクロフォーサーズの上位機種は親指ダイアル方式なのが違うところ
  • ボタン類の配置、数は結構違う。クルクルダイヤルの四隅にボタンがあるのは他のカメラと同じだがLX100とGX7ではボタンの機能の割り振りは違っている
  • グリップ感は、普通。GX1やGX7のような、見た目と違って意外と握りやすくて安定する、というような意外さはないが、普通にしっかりグリップ出来る
  • シルバーモデルの金属感やダイヤルの文字の見栄えはすごくよい
  • LVFのアイカップが少し浅くまつげがぶつかる。その結果LVFのガラスがすぐ汚れる。せめて別売の大型アイカップが欲しかった。ちょっと深くなるだけでも十分よくなると思う
  • シルバーモデルのグリップとLVFアイカップの茶色のセンスはあまりよくない。上述のように金属ボディー部分は大変よいので惜しい。トータルバランスではブラックがよいと思う人が多いかもしれない
  • 重さは少し重く感じるが、重すぎることはなく、金属感がして好ましい
  • レンズキャップに重量感がある。金属製か?ロックボタンの押し心地も安っぽくない。意外なところで感触のよい作りがされていて印象的
  • 自動開閉レンズキャップDMW-LFAC1はなかなか便利
  • WiFi接続でのPC接続がさっぱりつながらない(Mac OS X)。smb接続のようだが、NETBIOSのようだ。IPにしてほしい。Windowsを起動したらマシン検索だけは出来るようになったので少なくともワークグループのマスターブラウザー周りがおかしい
  • WiFi接続が、既存のネットワーク(家のWiFi)に繋げられるのは大変よい。iPhoneとの接続にいちいちiPhoneのWiFi設定を変えないで済む。また既存ネットワークにつなげることで直接SNSやFlickrなどにアップロード出来るようになり、一部の人には便利だろう
  • 「クラウド同期サービス」(LUMIX CLUB PicMateに写真用クラウドの機能が最近出来た)、「Webサービス」(簡単に言えばSNS)という名前はわかりづらい。説明書にもあまり書かれてない。またMac(PC)のブラウザーを使ってLUMIX CLUB PicMateで設定をする必要があるが何を設定しているのかが今ひとつわかり易くない。何かサービス名をあまり書きたくないかのような遠回し、舌足らずな解説が目につく(しかし各サービスのロゴをLX100の画面に表示しているのだから今更サービス名を伏せる意味は無いはず)。実際にLX100で操作してみたら「あそこで設定した写真サービスはこの時写真が上げられてしまうという意味だったのか」と驚くことになる
  • LUMIX CLUB PicMateは何かの設定画面へ行ってそこから戻るボタンとかを押すと「ログイン」画面になってしまう。ログインを覚えることをしてほしい

シルバーモデルの茶色の件は、例えばボディーケースに入れるとグリップが隠れるのでぐっと高級な感じになります。アイカップは後ろからみない限りあまり目立たないので、グリップだけどうにかなればずいぶんと印象が変わります。

自動開閉レンズキャップDMW-LFAC1はなかなか便利。レンズキャップをつけたり外したり、外したキャップをどこにしまうか、キャップ自体にホコリがついてレンズにホコリをつけないか…などということを一切考えないでよく、大変気楽です。 電源オンでレンズが前にせり出す際に自動開閉レンズキャップを開くしくみなので、自動開閉レンズキャップの開閉による待ち時間はありません。自動開閉レンズキャップと保護フィルターの併用は出来ないので、少し前玉にホコリが付きやすい気がします(マルミEXUS比)。

WiFi機能関連では、LX100から直接ネットワークの各種サービスへアップロードしようという思想が伺えますが、UI、ワークフロー的にはまだまだ生煮えの感があります。スマートフォンとの連携もあまり洗練されていません(ここについては以前に対してあまり改良されていません)。

スマートフォンとの連携についてはオリンパスが実装している、カメラの再生画面で一括してスマートフォンに連携する写真にマークを打て、スマートフォンと繋がってアプリが起動すると自動的に「写真を転送しますか?」と聞いきて、しかも機能を欲張らずカメラロールに写真をいれるだけ、あとのSNS連携はスマートフォンに入っている(ユーザーの)アプリに任せるというやり方のほうがはるかに完成度が高いです。実際観光のようにカメラ作業を優先出来ない状況で、屋外で立って操作したり、移動中の交通機関の中で操作する際に非常に安定してやりやすいワークフローを実現しています。

またパナソニックのアプリはGPS記録をする際は画面ロックも、裏にアプリを回すことも出来ないようです(しないでくださいと書かれている)。これではほとんど実用性がない気がします。私は使う気が起きません(試してみるのはいいが、実使用では使えない)。 オリンパスのアプリは裏になってもバックグラウンドでGPSをログります。ただしiOSの制限なのか、不意にログが止まってしまうことがあります。リトライをしてくれません。アプリを表にして画面をみても、切れたことがわかりません。これも実用になりません。

オリンパスは既存ネットに接続できないため、屋内(ホテルとか自宅)でのオリンパス機がネットワークから浮いた存在になる弱点があります。その点パナソニックは以前から既存ネットに接続できるようにできている点は大変優れています。

両社お互いの長所を真似てほしいと思います。

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パナソニック LUMIX DMC-LX100

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